のんたん日記 ３
６歳になったよ！
２．夏はサンバでもりあがれ！
２．１ 真夏の夜のサンバ （2001年 8月12日）
２．２ のんたんのサンバ （2001年 8月12日）
真夏の夜のサンバ
お盆休みです。
とはいうものの、のんたん一家はこの夏休み、どこにも出かける予定がありません。
その理由は、なんといってもお金がないことなのですが、もうひとつ、７月末にケイレンを起こして入院したのんたんの容態が気がかりで、おとうさんもおかあさんも旅行をする気持ちにはなれないのです。
そうはいっても、のんたんの相棒、あみちゃんはいたって元気。四日間も家の中にいたのでは、きっと発狂するのではないか、と思うくらいに絶好調です。そこで、近場でイベントにでかけることにしました。それになにより、イベントはタダというのが魅力です（爆笑）。
おかあさんの働いている会社のとなりには、「亀戸サンストリート」というショッピングセンターがあって、このお盆休みの間、毎日、大きなイベントがあるようです。早速インターネットで調べてみると、
１２日（日）オー！ ブラジル・サンバ
一回目 １８：００〜 二回目 １９：３０〜
とあります。これなら、にぎやかだからのんたんにも楽しめそうです。というわけで、あたりが少しずつ暗くなりはじめた日曜日の夕暮れ、おとうさんの運転する車で、一家は亀戸サンストリートへと向かいました。
途中の車の中で、おとうさんがおかあさんに、
「お休みなのに、会社まで行くなんて、いやじゃないの？ 気づかれしない？」
ときいてきました。
いえいえ、そんなことはありません。たしかに、お休みの日に会社になんて行きたくはありません。でも、たとえ会社のとなりであろうと、会社そのものはお休みなのですから、知っている人に会うこともないだろうというものです。
お盆というだけあって、都内は人気がまばらで、道もずいぶんすいていました。おかげで、家を出て２０分ほどで、めざす「サンストリート」に着いてしまいました。
駐車場に車を置き、いそいで「おまつり広場」に行ってみると、ちょうど一回目が始まるところです。これはラッキーでした。多分間に合わないだろうから、と、二回目を見るつもりだったのです。
まだ空いていたスペースを陣取って待っていると、司会者のあいさつも終わり、にぎやかな演奏とともに、広場には続々とブラジルの女性が踊りながらはいってきました。派手な衣装は、ブラジルのカーニバルそのものです。その数、総勢１０人。こぶりな「おまつり広場」は、これだけで十分すぎるくらいあでやかな雰囲気に包まれました。
けれど、肝心ののんたんはというと、ベビーカーの中で眠りこけたままです。この日、午後2時からお昼寝をし始めたのんたんは、家をでかける時間になっても、一向に起きる気配がありませんでした。仕方なく、眠ったままで車に乗せ、会場まではベビーカーで連れてきていたのです。のんたんは、まったく目をさまそうとはしません。「せっかく、のんたんが喜ぶかと思って連れてきたのに…。」とおかあさんは残念でしたが、どうものんたんは体調が悪いようなので、そのまま寝かせておくことにしました。
ところが、にぎやかな演奏が始まり、１０名の踊りが始まったとたん、のんたんは目をぱちっと開いて、ベビーカーから立ち上がったのです。なんてタイミングのいいやつでしょう。（爆笑）
のんたんは、はじめはびっくりしたようでした（目がさめたら、家ではないところにいて、大音響でサンバが流れているのですから、それは驚いたことでしょう。）。
そこで、おかあさんはのんたんを抱っこして、音楽にあわせ、ピョンピョンとサンバのリズムで飛び跳ねました。これにはのんたんも大喜びです。１５キロにもなったのんたんを抱っこしてサンバのステップというのは、けっこう大変でしたが、のんたんといっしょに踊るのが楽しくて、おかあさんもがんばりました。子育てはほんとに体力です（爆笑）。
あみちゃんは、ブラジル人のおねえさんに手招きされ、フィナーレでは、サンバの輪の中にはいって、たくさんの子どもたちといっしょに踊り始めました。そこで、おかあさんは抱いていたのんたんをおとうさんにバトンタッチしました。のんたんも、その雰囲気の中に連れて行ってもらおうと思ったのです。
「みよちゃんが連れて行けば？ その方がのんたんも安心するよ。」
とおとうさん。
でも、それだけは絶対にいやだ、とおかあさんは思っていました。あんな、すごいプロポーションの女性が１０人も勢ぞろいしているところへおかあさんがはいっていって、横に並べるわけがないではありませんか（大爆笑）。
ですからおかあさんは、おとうさんのすすめを断固拒否して、のんたんをおとうさんに渡しました。
やがて、飛び入り参加した人たちは、広場の中央で、ブラジル女性と共に大きな輪を描いて踊り始めました。あみちゃんも、おとうさんに抱かれたのんたんも混じっています。その様子を、観客席からおかあさんがカメラにおさめます。
見ている人もいっしょに踊っている人も大喜びの盛り上がりの中で、ショーはフィナーレを迎えました。そして、踊っている女性たちが順に一人ずつ、踊りながらゆっくりと会場から去っていきました。
ところがこのとき、とてもラッキーなことが起こりました。
ちょうど、ブラジル女性が退場していく道の途中に、たまたま、お父さんに抱かれたのんたんがいました。すると、どの女性も、にこやかな笑顔を観客席に向け、踊りながらも、手だけは、さりげなくのんたんの頭をなでていくのです。
その光景がなんだか暖かくて、おかあさんはじいんと来てしまいました。
みんなといっしょに踊ることはできなかったけど、こうしてたくさんのおねえさんたちから頭をなでてもらえて、のんたん、よかったね！
こうして、一家全員が大満足のうちに、ショーは終わりました。
（次回につづく）
ページの先頭に戻る メニューに戻る
のんたんのサンバ
第一回目のショーが6時半で終わり、次の回が始まるまで一時間ほどあったので、一家はサンストリートの中にあるインド料理のレストランで、夕食を食べることにしました。ちょうど、地元の城東高校が甲子園出場を決めた記念メニューということで、1000円のお得なセットがあったので、それを注文しました。量が多いので、ふたり分を注文して一家四人で食べても十分でした。
カレーをほとんど食べ終わった頃、レストランの外から、第二回目の開始を知らせるにぎやかなサンバの演奏が聞こえてきました。おかあさんはそれでものんびりと食べていたのですが、
「もう一回見たい！」
とあみちゃんが言いだした。そこで、一家はあわてて荷物をまとめ、目の前の会場へと戻りました。
会場には、第一回と同じ、１０人のブラジル女性が衣装を替えて登場したところでした。そのあでやかさに、場内はいっきにもりあがります。
おかあさんも、さっきと同じように、のんたんを抱っこしてサンバのステップをふもうとしました。ところが、のんたんはさっきのようにじっとしていません。おかあさんの抱っこではなくて、自分で立ちたがっているようです。そこでおかあさんは、のんたんを地面に下ろしてみました。
のんたんは大喜びです。
えっ まさか…。
そのとき、おかあさんは目をうたがいました。おかあさんの両手につかまってピョンピョンと飛び跳ねるのんたん。そのステップは、まさしくサンバのリズムだったのです。
ターンタン、タタンタタン。ターンタン、タタンタタン…。
のんたんは、聞こえてくるサンバに合わせて、ちょこちょことかわいらしいサンバのリズムで飛び跳ねていました。目の見えないのんたんは、「おどる」ということをまだはっきりと理解していません。ですから、音楽に合わせてこんなにも正確に体を動かしていることが、おかあさんには予想外のことでした。ですが、びっくりしながらも、おかあさんにはその理由がすぐにわかりました。
さっき、おかあさんがのんたんを抱っこしながらサンバのステップを踏んでいたとき、のんたんはその振動やリズムを、おかあさんの腕の中でしっかりと感じ取っていたのです。そして、そのリズムは、のんたんの中にしっかりと記憶されていたのでしょう。だから、次に同じサンバが聞こえてきたとき、のんたんは自分でもそれをやってみたくなったのにちがいありません。
「のんたん、さっきいっしょに踊ったサンバ、わかってたんだね。すごいね、すごいね…。」
おかあさんが興奮して叫ぶと、のんたんはますますうれしそうな顔で飛び跳ねています。
「のんたん、すごい！ のんたん、えらい！ サンバ！ サンバ！ のんたん、おどれ！」
おかあさんはのんたんの両手をしっかりと握り、耳元でそう歌いながら、いっしょにピョンピョン飛び跳ねました。
「見て！ 見て！ のんたんがサンバのリズムでとびはねてるよ！」
おかあさんは大声でおとうさんにそう伝えました。そのようすにおとうさんも気がつき、びっくりして見ています。
こぼれるようなのんたんの笑顔で胸がいっぱいになりながら、おかあさんも夢中で飛び跳ねているうちに、第二回目のショーも終わりました。
出かける前には、どうせタダのイベントだから、とそれほど期待はしていなかったのですが、おとうさんにとっても、おかあさんにとっても、そしてのんたんにとっても、大満足のイベントとなりました。もちろん、ブラジルのおねえさんたちと手をつないで踊ったあみちゃんには、それ以上に楽しいひとときだったようです。
「のんたん、すごいね。サンバを踊ったね。すごいね。すごいね。今日来てよかったね！」
帰りの車の中でも、おかあさんは興奮がさめず、のんたんに何度もそう話しかけていました。
鳴り響く大音響のサンバのリズム。華やかな衣装の女性を前に、のんたんと手をつないでいっしょに踊ったサンバは、この夏いちばんの、おかあさんの思い出となりました。
（おわり）
２．１ 真夏の夜のサンバ （2001年 8月12日）
２．２ のんたんのサンバ （2001年 8月12日）
真夏の夜のサンバ
お盆休みです。
とはいうものの、のんたん一家はこの夏休み、どこにも出かける予定がありません。
その理由は、なんといってもお金がないことなのですが、もうひとつ、７月末にケイレンを起こして入院したのんたんの容態が気がかりで、おとうさんもおかあさんも旅行をする気持ちにはなれないのです。
そうはいっても、のんたんの相棒、あみちゃんはいたって元気。四日間も家の中にいたのでは、きっと発狂するのではないか、と思うくらいに絶好調です。そこで、近場でイベントにでかけることにしました。それになにより、イベントはタダというのが魅力です（爆笑）。
おかあさんの働いている会社のとなりには、「亀戸サンストリート」というショッピングセンターがあって、このお盆休みの間、毎日、大きなイベントがあるようです。早速インターネットで調べてみると、
１２日（日）オー！ ブラジル・サンバ
一回目 １８：００〜 二回目 １９：３０〜
とあります。これなら、にぎやかだからのんたんにも楽しめそうです。というわけで、あたりが少しずつ暗くなりはじめた日曜日の夕暮れ、おとうさんの運転する車で、一家は亀戸サンストリートへと向かいました。
途中の車の中で、おとうさんがおかあさんに、
「お休みなのに、会社まで行くなんて、いやじゃないの？ 気づかれしない？」
ときいてきました。
いえいえ、そんなことはありません。たしかに、お休みの日に会社になんて行きたくはありません。でも、たとえ会社のとなりであろうと、会社そのものはお休みなのですから、知っている人に会うこともないだろうというものです。
お盆というだけあって、都内は人気がまばらで、道もずいぶんすいていました。おかげで、家を出て２０分ほどで、めざす「サンストリート」に着いてしまいました。
駐車場に車を置き、いそいで「おまつり広場」に行ってみると、ちょうど一回目が始まるところです。これはラッキーでした。多分間に合わないだろうから、と、二回目を見るつもりだったのです。
まだ空いていたスペースを陣取って待っていると、司会者のあいさつも終わり、にぎやかな演奏とともに、広場には続々とブラジルの女性が踊りながらはいってきました。派手な衣装は、ブラジルのカーニバルそのものです。その数、総勢１０人。こぶりな「おまつり広場」は、これだけで十分すぎるくらいあでやかな雰囲気に包まれました。
けれど、肝心ののんたんはというと、ベビーカーの中で眠りこけたままです。この日、午後2時からお昼寝をし始めたのんたんは、家をでかける時間になっても、一向に起きる気配がありませんでした。仕方なく、眠ったままで車に乗せ、会場まではベビーカーで連れてきていたのです。のんたんは、まったく目をさまそうとはしません。「せっかく、のんたんが喜ぶかと思って連れてきたのに…。」とおかあさんは残念でしたが、どうものんたんは体調が悪いようなので、そのまま寝かせておくことにしました。
ところが、にぎやかな演奏が始まり、１０名の踊りが始まったとたん、のんたんは目をぱちっと開いて、ベビーカーから立ち上がったのです。なんてタイミングのいいやつでしょう。（爆笑）
のんたんは、はじめはびっくりしたようでした（目がさめたら、家ではないところにいて、大音響でサンバが流れているのですから、それは驚いたことでしょう。）。
そこで、おかあさんはのんたんを抱っこして、音楽にあわせ、ピョンピョンとサンバのリズムで飛び跳ねました。これにはのんたんも大喜びです。１５キロにもなったのんたんを抱っこしてサンバのステップというのは、けっこう大変でしたが、のんたんといっしょに踊るのが楽しくて、おかあさんもがんばりました。子育てはほんとに体力です（爆笑）。
あみちゃんは、ブラジル人のおねえさんに手招きされ、フィナーレでは、サンバの輪の中にはいって、たくさんの子どもたちといっしょに踊り始めました。そこで、おかあさんは抱いていたのんたんをおとうさんにバトンタッチしました。のんたんも、その雰囲気の中に連れて行ってもらおうと思ったのです。
「みよちゃんが連れて行けば？ その方がのんたんも安心するよ。」
とおとうさん。
でも、それだけは絶対にいやだ、とおかあさんは思っていました。あんな、すごいプロポーションの女性が１０人も勢ぞろいしているところへおかあさんがはいっていって、横に並べるわけがないではありませんか（大爆笑）。
ですからおかあさんは、おとうさんのすすめを断固拒否して、のんたんをおとうさんに渡しました。
やがて、飛び入り参加した人たちは、広場の中央で、ブラジル女性と共に大きな輪を描いて踊り始めました。あみちゃんも、おとうさんに抱かれたのんたんも混じっています。その様子を、観客席からおかあさんがカメラにおさめます。
見ている人もいっしょに踊っている人も大喜びの盛り上がりの中で、ショーはフィナーレを迎えました。そして、踊っている女性たちが順に一人ずつ、踊りながらゆっくりと会場から去っていきました。
ところがこのとき、とてもラッキーなことが起こりました。
ちょうど、ブラジル女性が退場していく道の途中に、たまたま、お父さんに抱かれたのんたんがいました。すると、どの女性も、にこやかな笑顔を観客席に向け、踊りながらも、手だけは、さりげなくのんたんの頭をなでていくのです。
その光景がなんだか暖かくて、おかあさんはじいんと来てしまいました。
みんなといっしょに踊ることはできなかったけど、こうしてたくさんのおねえさんたちから頭をなでてもらえて、のんたん、よかったね！
こうして、一家全員が大満足のうちに、ショーは終わりました。
（次回につづく）
ページの先頭に戻る メニューに戻る
のんたんのサンバ
第一回目のショーが6時半で終わり、次の回が始まるまで一時間ほどあったので、一家はサンストリートの中にあるインド料理のレストランで、夕食を食べることにしました。ちょうど、地元の城東高校が甲子園出場を決めた記念メニューということで、1000円のお得なセットがあったので、それを注文しました。量が多いので、ふたり分を注文して一家四人で食べても十分でした。
カレーをほとんど食べ終わった頃、レストランの外から、第二回目の開始を知らせるにぎやかなサンバの演奏が聞こえてきました。おかあさんはそれでものんびりと食べていたのですが、
「もう一回見たい！」
とあみちゃんが言いだした。そこで、一家はあわてて荷物をまとめ、目の前の会場へと戻りました。
会場には、第一回と同じ、１０人のブラジル女性が衣装を替えて登場したところでした。そのあでやかさに、場内はいっきにもりあがります。
おかあさんも、さっきと同じように、のんたんを抱っこしてサンバのステップをふもうとしました。ところが、のんたんはさっきのようにじっとしていません。おかあさんの抱っこではなくて、自分で立ちたがっているようです。そこでおかあさんは、のんたんを地面に下ろしてみました。
のんたんは大喜びです。
えっ まさか…。
そのとき、おかあさんは目をうたがいました。おかあさんの両手につかまってピョンピョンと飛び跳ねるのんたん。そのステップは、まさしくサンバのリズムだったのです。
ターンタン、タタンタタン。ターンタン、タタンタタン…。
のんたんは、聞こえてくるサンバに合わせて、ちょこちょことかわいらしいサンバのリズムで飛び跳ねていました。目の見えないのんたんは、「おどる」ということをまだはっきりと理解していません。ですから、音楽に合わせてこんなにも正確に体を動かしていることが、おかあさんには予想外のことでした。ですが、びっくりしながらも、おかあさんにはその理由がすぐにわかりました。
さっき、おかあさんがのんたんを抱っこしながらサンバのステップを踏んでいたとき、のんたんはその振動やリズムを、おかあさんの腕の中でしっかりと感じ取っていたのです。そして、そのリズムは、のんたんの中にしっかりと記憶されていたのでしょう。だから、次に同じサンバが聞こえてきたとき、のんたんは自分でもそれをやってみたくなったのにちがいありません。
「のんたん、さっきいっしょに踊ったサンバ、わかってたんだね。すごいね、すごいね…。」
おかあさんが興奮して叫ぶと、のんたんはますますうれしそうな顔で飛び跳ねています。
「のんたん、すごい！ のんたん、えらい！ サンバ！ サンバ！ のんたん、おどれ！」
おかあさんはのんたんの両手をしっかりと握り、耳元でそう歌いながら、いっしょにピョンピョン飛び跳ねました。
「見て！ 見て！ のんたんがサンバのリズムでとびはねてるよ！」
おかあさんは大声でおとうさんにそう伝えました。そのようすにおとうさんも気がつき、びっくりして見ています。
こぼれるようなのんたんの笑顔で胸がいっぱいになりながら、おかあさんも夢中で飛び跳ねているうちに、第二回目のショーも終わりました。
出かける前には、どうせタダのイベントだから、とそれほど期待はしていなかったのですが、おとうさんにとっても、おかあさんにとっても、そしてのんたんにとっても、大満足のイベントとなりました。もちろん、ブラジルのおねえさんたちと手をつないで踊ったあみちゃんには、それ以上に楽しいひとときだったようです。
「のんたん、すごいね。サンバを踊ったね。すごいね。すごいね。今日来てよかったね！」
帰りの車の中でも、おかあさんは興奮がさめず、のんたんに何度もそう話しかけていました。
鳴り響く大音響のサンバのリズム。華やかな衣装の女性を前に、のんたんと手をつないでいっしょに踊ったサンバは、この夏いちばんの、おかあさんの思い出となりました。
（おわり）