のんたん日記 ４
７歳になったよ！
６．ミッションＮＯＰ
６．１６ ミッションＮＯＰ （2002年 8月23日）
６．１７ おおきな一歩 （2002年 9月 5日）
ミッションＮＯＰ
【８月２３日】（ヒロミさんからのメール）
ＮＯＰ＝のんたんおでかけプロジェクト。こんにちはヒロミです。
０２年８月２３日 金曜日 くもりのち雨
１０：３０ 学童を出発。
何故かのんたんが歩きたがりません。
機嫌が悪いというのではなく、立ち止まって何かをしたいみたい。
歌を歌ってるのかな？ それとも何かおしゃべりしてるみたい…？
電車が通る音にも反応してます。
並木道はやたらと蚊が飛んでて早く動きたいよ…。
（若い血の方が美味しいのかロコさんは刺されてましたが、私は平気(--;)…）
のんたんもどこか刺されてしまったかも。
１１：００ 駅に到着。
階段を元気にどんどんのぼって行くのんたん。
いやあ、早くてついて行けません。
少しすると電車が来ました。
混んではないのですが真ん中へんの車両に乗ってしまったせいで、
座るのはちょっと難しい。
すかさずのんたんが、「ちょうだい！ちょうだい！」と席を要求しています。
立ったまま乗ってっちゃおうかな〜とも思ったのですが、
諸注意を読んでなかった私は、一人分空いていた席にのんたんを座らせてしまいました。
でも端の席ではなかったので、のんたんご不満。
で、ちょっとジタバタ。
両隣りのご婦人が席を空けて下さり、２人でのんたんを挟み込んで座る形に…。
（席を譲って下さった方々ありがとうございます！）
駅に止まる度、「えき〜えき〜」と、のんたん。
お、車掌さんみたいでカッコいいネ〜。
１１：３０ 上野到着。
のんたんは電車やエスカレーターの乗り降りは得意なんですね。
自分で「ハイ！」なんて調子をとって、エスカレーターを降りてます。
タイミングばっちし。
１１：４５ 右手に見えるマックに直行。
少し雨がぱらついているので、遊園地はあきらめました。
マックは結構混んでいました。
２階に上がって席に座らせようとしたら、嫌がって座らない…。
「ごちそうさまっ！」なんて言って、席を立ってしまいます。
イヤまだ来たばっかりだし…(^^;)。
最初はなんでだかわからなかったのですが、ロコさんが気がついてくれました。
「のんたん、クルクルしたいみたい。」
フロアの広めにあいたところでクルクル回って遊ぶのんたんを見つつ、
順番に食べ物を買いに行きました。
「ジュース飲みたい人は座ってくださーい」と言ってみたら、
のんたん素早く反応…
カウンター式の丸イスなので、ちょっとのんたんには高いかな…
ところが後ろ手で、軽々ひょいっ ストン。お見事！
ちょこちょこ遊びながら、１時間くらいかけて、
ファンタを半分、ハンバーガー１／４個、ポテト７、８本でごちそうさま。
これで足りるの？ おなかすかないのかなあ…？
残りは私がいただきました(^^;)。
のんたんがイスの座面で「タンタン、タタタタタタ」とリズムを打ったあとに、
そっくりそのまま真似て打つと、ものすごく喜んでくれます。
今度は逆にわたしが、
「もんだ〜い！ タッタタ、タッタッタッ」
と口ずさみながら叩くと、
のんたんが口ずさんだリズムもそのままそっくり真似して叩きます。
「だいせいか〜い！ のんたんじょうず〜」
と何度もやりました。
（この遊びはこの前学校でもいっぱいやったんだよね、のんたん）
器械体操よろしく、イスに腹ばいになって体を支える、
シャチホコかスーパーマンかといったバランスポーズ
（しかもそのまま何分間も耐える。のんたん背筋強し。）
も披露してくれました。
１３：００ そろそろ帰る前に下着を替えようとおトイレへ。
個室では狭そうなので洗面所で着替えたのですが、ここも結構狭く、
他の方の邪魔になってしまいました…。ゴメンナサイ。(>人<)``
無理にでも個室に入った方がよかったのかな。
また、ズボンを履く時何気なく、「ズボンはいてね」と言ったら、
床にぺたんと座ってしまいました。わあ〜。
床は一応汚くはなかったですが…
ゴメンのんたん！ 次からは気を付けます。
１３：１５ マックを出て駅へ。
霧雨みたいな雨が結構降っています。
のんたんごきげんで、「あめ〜あめ〜」といいながら、
ロコさんと元気に走って行ってしまいました。
ま、待ってくれ〜。
１３：３０ 電車に乗って、今度こそはすいている席のはしっこへ。
さっそく靴をぬいだのんたん、ちゃんとそろえて手渡してくれます。
手すりにおでこをくっつけたり、手でしっかりと掴んだりして、
電車の振動を感じている様子。
座席に立ち上がったので、「立ったら危ないよ、座って」と言うと、
自分で「立ったら危ない！」と言いながら、すぐ座ってくれました。
きっと普段からお母さんに言われてるセリフなんだろうな〜と想像。
１４：００ 堀切菖蒲園駅到着。
たいした雨ではないので、歩いて学童へ。
ロコさんが手を叩きながら「こっちだよ〜」と言うと、
のんたんが両手を広げて彼女の方へトトト…と進みます。
「わあ、すごい。えらいねえ〜」なんて遊びながら学童へ帰りました。
１４：３０ 学童到着。ミッションＮＯＰ、無事終了です！
マック〜上野駅の間だけ少々雨が気になっただけで、大降りにならずよかったです。
おかげで涼しかったですし。
晴れてれば遊園地に行くか、公園をお散歩するか出来たかな〜？
まあ、それはおいおい…。
もっと我々の介助が上達するまで、のんたんしばしおつき合い下さいね。
ヒロミさんのレポートはすばらしいもので、おでかけでのようすが、おかあさんにも手にとるようによくわかりました。
ヒロミさんとロコさんに連れて行ってもらった上野では、雨のせいで、結局なにかをすることもなく、のんたんはマクドナルドで食事しながらいっしょに遊んでもらって帰ったようです。けれど、なにより大切なのは、のんたんがヒロミさんやロコさんとふれあい、いっしょに楽しい時間を過ごすことができた、ということであり、「なにをやったか」が重要なのではありません。
のんたんがヒロミさんやロコさんといっしょに遊ぶときのやりとりのようすは、そのひとつひとつが淡い光を放っているようで、まるで小さな宝石のように、おかあさんには感じられました。
「このすばらしい時間を、のんたんに作ってあげてよかった。」
と、そのときおかあさんは心から思いました。
こうして、「のんたんおでかけプロジェクト」は大成功に終わりました。
ミッションＮＯＰ。
ヒロミさんは、「のんたんおでかけプロジェクト」をこう名づけてくれました。ちょっとユーモアがあって、それでいてすばらしいひびきがあることばです。
「この名前、いただきだわ。」
おかあさんは、くすくすと笑いながら、そう思いました。それは、「ミッションＮＯＰ」ということばが誕生した瞬間でした。名付け親は、おかあさんではなく、ヒロミさんだったのです。
（次回につづく）
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おおきな一歩
【８月２６日】（ヒロミさんからのメール）
こんにちは、ヒロミです。
あの日、のんたんお疲れでしたか… 楽しんでくれたのかなあ？
変な人達に連れまわされてくたびれただけだよ、…なんて思ってなきゃいいけど…(^^;)。
一緒にお出かけしてみて、少しづつですが色々な事がわかってきました。
のんたんの好きなもの、嫌いなもの。得意なもの、苦手なもの。
そして、我々介助者が何が出来て何が出来ないのか…。
な〜んて偉そうに言ってますが、まだまだのんたんワールドは奥が深く、
極める（？）のにはもっともっと時間がかかりそう。
て言うかのんたんの成長の方が早くて私がついて行けないかも…？！
明日は音楽教室ですね。またのんたんの演奏楽しみにしています。
では…。
【８月２７日】（ヒロミさんからのメール）
どうも、ヒロミです。
今日は音楽教室でのんたんと一緒に色々な歌を歌う事が出来ました。
歌詞がよくわからないわたしはラ・ラ・ラで歌いましたが、
のんたんとユニゾン出来てとても楽しかった！
のんたんの音感＆リズム感は本当に抜群ですね。うらやましい〜。
ここでお詫びを…。
またもや私は昨日のメールを読んでいなくて、
せっかくのお土産をいただいて帰りませんでした。(>人<;) ゴメンナサイ！
１日１回はメールチェックするようにはしているのですが、
夜中忙しい変な家庭なので…(^^;)。毎度毎度すみません。
のんたん日記の卒園式〜入学式のところ一気に読みました。
のんたん日記にはいつも小さな感動がたくさんつまっていますね。
それらを読むとき、柴垣さん一家から幸せのお裾分けをしてもらっている…そんな気もちになります。
のんたんあみちゃんにとってはじめての長い夏休み、いかがでしたか。
数えたら８月は毎週１回はのんたんと会っていたんですね。
ちゃんと自分の目印作っておくんだった…すっかり忘れてました(>o<;)/
それでは、また何かお手伝い出来ることがあればご連絡下さい。
まだまだいたらない介助ですが、よろしくお願いいたします。
【９月４日】（チエさんからのメール）
先月のサマースクールをやらせて頂いて、のんたんは変わったな〜と感じました。
以前は比較的１人でエレクトーンを触っている事の方が多かったような気がするのですが、
今回はセッションというかかけあいというか、言葉で表現するのは難しいのですが、
私も楽しかったです。
（すいません具体的に言えなくて・・・）
ヒロミさんもロコさんもとてもいい方で、いろいろとお手伝いして頂きました。
それから「ズーラシア」のビスケットありがとうございました。
我が家もちょうど『行ってみたいねー』と話していたところでした。
う〜ん！ やっぱり行ってみたい〜（笑）
それでは また
のんたんサマースクールの第三回と第四回は、前回と同じくチエさんのリードのもとに、ヒロミさんとロコさんに一回ずつ介助にはいっていいただきました。
チエさんも、そしてヒロミさんもロコさんももうすっかり慣れてくださったようで、音楽をとおして、のんたんとのひとときを楽しまれたようです。もちろん、のんたんも大喜びでした。
これらをとおして、「もう、私がいなくても大丈夫。これからも、ボランティアさんとのかかわりをなるべく増やしていこう。」と、おかあさんは思いを新たにしました。
なによりも大きかったのは、はじめての「のんたんおでかけプロジェクト」を企画し、それをボランティアさんに実行していただけたということです。ヒロミさんからは、「ミッションＮＯＰ」というすてきな名前までいただきました。たくさんの人々に助けられて、のんたんの夏休みは、楽しいことがいっぱいの、すばらしい夏休みになりました。
ミッションＮＯＰをスタートできたということが、おかあさんにとっては、この夏いちばんのできごとだったように思います。なにもかもを親が引き受けるのではなく、いろんな人に助けてもらいながらのんたんを育てていきたいと思っているおかあさんにとっては、それは、大きな前進でした。
ひとつひとつの出来事を思い出しては、おかあさんの感動はさめることがありません。無我夢中でつっぱしったような一ヶ月ではありましたが、こうして、楽しい思い出をいっぱい残して、のんたんの長い長い夏休みが終わりました。
（おわり）
「のんたんの夏休み」は、この他にもたくさんの方にお世話になりました。
夏休みが始まってから一週間は、盲学校の「プール教室」に通うため、毎日、地元のボランティアさんが
送り迎えをしてくださいました。
８月上旬の「盲ろう児家族のつどい」では、ボランティアさんにズーラシアに連れて行っていただきました。
のんたんとのかかわりを大切にし、支えてくださったすべての方々に、心からお礼申し上げます。
６．１６ ミッションＮＯＰ （2002年 8月23日）
６．１７ おおきな一歩 （2002年 9月 5日）
ミッションＮＯＰ
【８月２３日】（ヒロミさんからのメール）
ＮＯＰ＝のんたんおでかけプロジェクト。こんにちはヒロミです。
０２年８月２３日 金曜日 くもりのち雨
１０：３０ 学童を出発。
何故かのんたんが歩きたがりません。
機嫌が悪いというのではなく、立ち止まって何かをしたいみたい。
歌を歌ってるのかな？ それとも何かおしゃべりしてるみたい…？
電車が通る音にも反応してます。
並木道はやたらと蚊が飛んでて早く動きたいよ…。
（若い血の方が美味しいのかロコさんは刺されてましたが、私は平気(--;)…）
のんたんもどこか刺されてしまったかも。
１１：００ 駅に到着。
階段を元気にどんどんのぼって行くのんたん。
いやあ、早くてついて行けません。
少しすると電車が来ました。
混んではないのですが真ん中へんの車両に乗ってしまったせいで、
座るのはちょっと難しい。
すかさずのんたんが、「ちょうだい！ちょうだい！」と席を要求しています。
立ったまま乗ってっちゃおうかな〜とも思ったのですが、
諸注意を読んでなかった私は、一人分空いていた席にのんたんを座らせてしまいました。
でも端の席ではなかったので、のんたんご不満。
で、ちょっとジタバタ。
両隣りのご婦人が席を空けて下さり、２人でのんたんを挟み込んで座る形に…。
（席を譲って下さった方々ありがとうございます！）
駅に止まる度、「えき〜えき〜」と、のんたん。
お、車掌さんみたいでカッコいいネ〜。
１１：３０ 上野到着。
のんたんは電車やエスカレーターの乗り降りは得意なんですね。
自分で「ハイ！」なんて調子をとって、エスカレーターを降りてます。
タイミングばっちし。
１１：４５ 右手に見えるマックに直行。
少し雨がぱらついているので、遊園地はあきらめました。
マックは結構混んでいました。
２階に上がって席に座らせようとしたら、嫌がって座らない…。
「ごちそうさまっ！」なんて言って、席を立ってしまいます。
イヤまだ来たばっかりだし…(^^;)。
最初はなんでだかわからなかったのですが、ロコさんが気がついてくれました。
「のんたん、クルクルしたいみたい。」
フロアの広めにあいたところでクルクル回って遊ぶのんたんを見つつ、
順番に食べ物を買いに行きました。
「ジュース飲みたい人は座ってくださーい」と言ってみたら、
のんたん素早く反応…
カウンター式の丸イスなので、ちょっとのんたんには高いかな…
ところが後ろ手で、軽々ひょいっ ストン。お見事！
ちょこちょこ遊びながら、１時間くらいかけて、
ファンタを半分、ハンバーガー１／４個、ポテト７、８本でごちそうさま。
これで足りるの？ おなかすかないのかなあ…？
残りは私がいただきました(^^;)。
のんたんがイスの座面で「タンタン、タタタタタタ」とリズムを打ったあとに、
そっくりそのまま真似て打つと、ものすごく喜んでくれます。
今度は逆にわたしが、
「もんだ〜い！ タッタタ、タッタッタッ」
と口ずさみながら叩くと、
のんたんが口ずさんだリズムもそのままそっくり真似して叩きます。
「だいせいか〜い！ のんたんじょうず〜」
と何度もやりました。
（この遊びはこの前学校でもいっぱいやったんだよね、のんたん）
器械体操よろしく、イスに腹ばいになって体を支える、
シャチホコかスーパーマンかといったバランスポーズ
（しかもそのまま何分間も耐える。のんたん背筋強し。）
も披露してくれました。
１３：００ そろそろ帰る前に下着を替えようとおトイレへ。
個室では狭そうなので洗面所で着替えたのですが、ここも結構狭く、
他の方の邪魔になってしまいました…。ゴメンナサイ。(>人<)``
無理にでも個室に入った方がよかったのかな。
また、ズボンを履く時何気なく、「ズボンはいてね」と言ったら、
床にぺたんと座ってしまいました。わあ〜。
床は一応汚くはなかったですが…
ゴメンのんたん！ 次からは気を付けます。
１３：１５ マックを出て駅へ。
霧雨みたいな雨が結構降っています。
のんたんごきげんで、「あめ〜あめ〜」といいながら、
ロコさんと元気に走って行ってしまいました。
ま、待ってくれ〜。
１３：３０ 電車に乗って、今度こそはすいている席のはしっこへ。
さっそく靴をぬいだのんたん、ちゃんとそろえて手渡してくれます。
手すりにおでこをくっつけたり、手でしっかりと掴んだりして、
電車の振動を感じている様子。
座席に立ち上がったので、「立ったら危ないよ、座って」と言うと、
自分で「立ったら危ない！」と言いながら、すぐ座ってくれました。
きっと普段からお母さんに言われてるセリフなんだろうな〜と想像。
１４：００ 堀切菖蒲園駅到着。
たいした雨ではないので、歩いて学童へ。
ロコさんが手を叩きながら「こっちだよ〜」と言うと、
のんたんが両手を広げて彼女の方へトトト…と進みます。
「わあ、すごい。えらいねえ〜」なんて遊びながら学童へ帰りました。
１４：３０ 学童到着。ミッションＮＯＰ、無事終了です！
マック〜上野駅の間だけ少々雨が気になっただけで、大降りにならずよかったです。
おかげで涼しかったですし。
晴れてれば遊園地に行くか、公園をお散歩するか出来たかな〜？
まあ、それはおいおい…。
もっと我々の介助が上達するまで、のんたんしばしおつき合い下さいね。
ヒロミさんのレポートはすばらしいもので、おでかけでのようすが、おかあさんにも手にとるようによくわかりました。
ヒロミさんとロコさんに連れて行ってもらった上野では、雨のせいで、結局なにかをすることもなく、のんたんはマクドナルドで食事しながらいっしょに遊んでもらって帰ったようです。けれど、なにより大切なのは、のんたんがヒロミさんやロコさんとふれあい、いっしょに楽しい時間を過ごすことができた、ということであり、「なにをやったか」が重要なのではありません。
のんたんがヒロミさんやロコさんといっしょに遊ぶときのやりとりのようすは、そのひとつひとつが淡い光を放っているようで、まるで小さな宝石のように、おかあさんには感じられました。
「このすばらしい時間を、のんたんに作ってあげてよかった。」
と、そのときおかあさんは心から思いました。
こうして、「のんたんおでかけプロジェクト」は大成功に終わりました。
ミッションＮＯＰ。
ヒロミさんは、「のんたんおでかけプロジェクト」をこう名づけてくれました。ちょっとユーモアがあって、それでいてすばらしいひびきがあることばです。
「この名前、いただきだわ。」
おかあさんは、くすくすと笑いながら、そう思いました。それは、「ミッションＮＯＰ」ということばが誕生した瞬間でした。名付け親は、おかあさんではなく、ヒロミさんだったのです。
（次回につづく）
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おおきな一歩
【８月２６日】（ヒロミさんからのメール）
こんにちは、ヒロミです。
あの日、のんたんお疲れでしたか… 楽しんでくれたのかなあ？
変な人達に連れまわされてくたびれただけだよ、…なんて思ってなきゃいいけど…(^^;)。
一緒にお出かけしてみて、少しづつですが色々な事がわかってきました。
のんたんの好きなもの、嫌いなもの。得意なもの、苦手なもの。
そして、我々介助者が何が出来て何が出来ないのか…。
な〜んて偉そうに言ってますが、まだまだのんたんワールドは奥が深く、
極める（？）のにはもっともっと時間がかかりそう。
て言うかのんたんの成長の方が早くて私がついて行けないかも…？！
明日は音楽教室ですね。またのんたんの演奏楽しみにしています。
では…。
【８月２７日】（ヒロミさんからのメール）
どうも、ヒロミです。
今日は音楽教室でのんたんと一緒に色々な歌を歌う事が出来ました。
歌詞がよくわからないわたしはラ・ラ・ラで歌いましたが、
のんたんとユニゾン出来てとても楽しかった！
のんたんの音感＆リズム感は本当に抜群ですね。うらやましい〜。
ここでお詫びを…。
またもや私は昨日のメールを読んでいなくて、
せっかくのお土産をいただいて帰りませんでした。(>人<;) ゴメンナサイ！
１日１回はメールチェックするようにはしているのですが、
夜中忙しい変な家庭なので…(^^;)。毎度毎度すみません。
のんたん日記の卒園式〜入学式のところ一気に読みました。
のんたん日記にはいつも小さな感動がたくさんつまっていますね。
それらを読むとき、柴垣さん一家から幸せのお裾分けをしてもらっている…そんな気もちになります。
のんたんあみちゃんにとってはじめての長い夏休み、いかがでしたか。
数えたら８月は毎週１回はのんたんと会っていたんですね。
ちゃんと自分の目印作っておくんだった…すっかり忘れてました(>o<;)/
それでは、また何かお手伝い出来ることがあればご連絡下さい。
まだまだいたらない介助ですが、よろしくお願いいたします。
【９月４日】（チエさんからのメール）
先月のサマースクールをやらせて頂いて、のんたんは変わったな〜と感じました。
以前は比較的１人でエレクトーンを触っている事の方が多かったような気がするのですが、
今回はセッションというかかけあいというか、言葉で表現するのは難しいのですが、
私も楽しかったです。
（すいません具体的に言えなくて・・・）
ヒロミさんもロコさんもとてもいい方で、いろいろとお手伝いして頂きました。
それから「ズーラシア」のビスケットありがとうございました。
我が家もちょうど『行ってみたいねー』と話していたところでした。
う〜ん！ やっぱり行ってみたい〜（笑）
それでは また
のんたんサマースクールの第三回と第四回は、前回と同じくチエさんのリードのもとに、ヒロミさんとロコさんに一回ずつ介助にはいっていいただきました。
チエさんも、そしてヒロミさんもロコさんももうすっかり慣れてくださったようで、音楽をとおして、のんたんとのひとときを楽しまれたようです。もちろん、のんたんも大喜びでした。
これらをとおして、「もう、私がいなくても大丈夫。これからも、ボランティアさんとのかかわりをなるべく増やしていこう。」と、おかあさんは思いを新たにしました。
なによりも大きかったのは、はじめての「のんたんおでかけプロジェクト」を企画し、それをボランティアさんに実行していただけたということです。ヒロミさんからは、「ミッションＮＯＰ」というすてきな名前までいただきました。たくさんの人々に助けられて、のんたんの夏休みは、楽しいことがいっぱいの、すばらしい夏休みになりました。
ミッションＮＯＰをスタートできたということが、おかあさんにとっては、この夏いちばんのできごとだったように思います。なにもかもを親が引き受けるのではなく、いろんな人に助けてもらいながらのんたんを育てていきたいと思っているおかあさんにとっては、それは、大きな前進でした。
ひとつひとつの出来事を思い出しては、おかあさんの感動はさめることがありません。無我夢中でつっぱしったような一ヶ月ではありましたが、こうして、楽しい思い出をいっぱい残して、のんたんの長い長い夏休みが終わりました。
（おわり）
「のんたんの夏休み」は、この他にもたくさんの方にお世話になりました。
夏休みが始まってから一週間は、盲学校の「プール教室」に通うため、毎日、地元のボランティアさんが
送り迎えをしてくださいました。
８月上旬の「盲ろう児家族のつどい」では、ボランティアさんにズーラシアに連れて行っていただきました。
のんたんとのかかわりを大切にし、支えてくださったすべての方々に、心からお礼申し上げます。
