のんたん日記　４


８歳になったよ！

３０．のんたんの夏休み

　　３０．７　８月９日〜８月１０日（2003年 8月10日）


８月９日、のんたんは８歳のお誕生日を迎えました。
まだ８歳。だけど、ようやく８歳、とうとう８歳、もう８歳…。
おかあさんの心の中で、お誕生日にはいつも、様々な思いが、入り乱れます。
８年前のこの日は、悲しくて、悲しくて、ただ泣くことしかできなかったのですが…。
あれから８回目の夏がやってきました。今日まで、年を重ねるごとに、楽しいことが増えていくばかりの 日々だったように、今のおかあさんには思えます。
今年の夏は、たくさんのやさしいおねえさんたちに囲まれたのんたんがいます。
「毎日、楽しいことでいっぱいの夏休みにしてあげたい。」というのが、おかあさんの願いでした。
それが実現された今、のんたんのあまりにも楽しそうなようすに、おかあさんは涙がでそうになります。
今年の夏休みは、８歳になったのんたんへの、最高のプレゼントになりました。

date
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またはボランティアさん日記
2003/08/09
(土曜日）
８歳の
お誕生日です！
 【かーたん日記】
台風が接近しているそうで、外は強風が吹いているので、一日中家の中で過ごしました。
のんたんは毎日おでかけしているので、いい休息日になったかもしれません。
ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱのミエさんとリョウコさんから、子どもたちにとプレゼントをいただきました。
のんたんには、「やわらかトーマス」。ふんわりとしたぬいぐるみのようなトーマスのおもちゃです。 でも、スイッチを押すと、音楽が鳴るし、床に置くとなぜか動いていってしまうという不思議な おもちゃでした。のんたんはすぐに気に入り、じっと聞いていました。
あみちゃんには、髪かざりをたくさんいただきました。髪を短くしてから、私もさぼりぎみだったので、 これを機にまたちょっと飾ってやろうとおもいます（笑）。
音の出るｸﾞﾘｰﾃｨﾝｸﾞｶｰﾄﾞもいただきました。のんたんは、音の出るカードをいただくことが よくあるのですが、これまでは、何度かきいたらすぐに飽きてしまいました。ところが今回は ちがいました。カードの音楽に合わせ、自分もいっしょに「はっぴばーすで、つーゆー！！」と 歌っているではありませんか！　もっと驚くことに、私が3回ほどカードを開いて音楽をきかせた ところ、どうすれば音が鳴るのかに気づいてしまい、自分でカードを閉じては開き、音楽を鳴らして じっと聞き入っていました。
確実に、発達しているなあ…と感動していたら、のんたんが大きな声で、「おたんじょうび、 おめでとー！！」と言って、もっと喜ばせてくれました。
やわらかトーマス。か〜わい〜。見た目はふつうのぬいぐるみです。
でも…。なんか聞こえるよ〜。
こうやって押せばいいみたい。

なるほど、なるほど…。
グリーティングカードも歌ってるよ！
はっぴばーすでー、つーゆー！！

閉じて、開いて…。
おもしろ〜い！！
8歳になりました！！
ミエさん、リョウコさん、すてきなプレゼントをどうもありがとうございました。
2003/08/10
(日曜日）
ｻﾝｽﾄﾘｰﾄにてｻﾝﾊﾞｼｮｰ
シズラー
といざらす
 【かーたん日記】
亀戸のサンストリートで、南米のフォルクローレとサンバのショー をやるということで、一家で行って来ました（実は、2年前にも同じ催しがあり、同じ場所に来ています。 そのときのようすは、「のんたん日記３」に掲載しています）。
会場には、沖縄料理のビアガーデンがあったので、さっそく、沖縄ソバを注文したところ、あみちゃんが えらく気に入って、たくさん食べました。
やがて時間になり、たくさんの着飾った女性が踊りながらやってきました。陽気なようすは、いかにも 南米です。ところが、異変が起こりました。ステージに並んで踊っていた女性の一人が、突然のんたんの 方にやってきて、"que menino lindo!（まあ、なんてかわいい子なの！）"と言ったかとおもったら、 のんたんを抱きしめ、そのほっぺにキスをしてくれたのです。突然のことに、のんたんはびっくりしたことでしょう。
まもなく、サンバ・ショーが始まったのですが、踊りの途中で、その女性は再びのんたんのところに 来てくれました。のんたんとかわいがってくれているのに、ちっとも愛想のないのんたん。その方が 気を悪くするといけないと思い、"ele nao pode ver...（おめめが見えないんです。）"と説明したら、 彼女はにっこりと笑って、「ワカッテルヨ！」と答え、踊りの輪に戻っていきました。
わかっていて、そして、のんたんを抱っこしに来てくれたのです。
これと同じようなあたたかさを海外の人からいただいたことが、これまでに何度かあります。それは、 タイ人であったり、ネパール人であったり、ブラジル人であったりするのですが、障害のある子どもに 向けるまなざしの優しさに、共通したものを感じます。そんな思い出のいくつかを、いつか書いてみたい と思っています。



ショーのあとは、シズラーで食事しました。シズラーでは、その月に誕生日を迎える人にケーキの プレゼントがあったことを思い出し、お願いしてみると、来ました、来ました！ スタッフみんなで、楽器を持って歌を歌いに来てくれるのです（ちょっと恥ずかしい…）。
いただいたチョコレートケーキはとても大きかったけど、のんたんもあみちゃんもぱくぱくと 食べてしまいました。

最後は、といざらすでお買い物です。あみちゃんがプレゼントにリクエストしたポケモンのビデオを 買いに行きました。待っている間、のんたんといっしょに陳列してあるおもちゃで遊びました。
のんたんは、車のハンドル部分のおもちゃにはまってしまい、「キャッ　キャッ　フフフ！」と 大笑いしながら遊んでいました。
「本当に使える携帯電話2個セット」のおもちゃを見つけたので、ふたりへのプレゼントに買いました。 これで、のんたんがあみちゃんと遊んでくれたら、親もラクできるなあ、と思いましたが、そんな日 が来るのは、まだまだ、もう少し先のことでしょう。
tｼｬﾂとｽﾞﾎﾞﾝはおそろいです。
沖縄ソバ、マイウー！
演奏が始まってもおそばを食べ続づけていたあみこ。

サンバのリズムが始まって…
モレーナちゃんが踊るよ〜！
数十人で踊る、大サンバショー！

ところが、ひとりの女性がかけよってきて、
「あら、かわい〜！」
抱っこしてくれました。

突然のことにびっくり。
のんたんのほっぺに残された、巨大なキスマーク。
あー　びっくりした。

でも、サンバのリズムを聞いてたら、
だんだん気分がもりあがってきたのか、
のんたんもリズムにぴったり合わせてジャンプ、ジャンプ！

サンバの輪にはいっていっしょに踊るあみちゃん。
のりまくってました。
お次はフォルクローレです。




シズラーでお祝いの
チョコケーキを
もらいました。→

←スタッフ全員で歌も歌ってくれます。